“たら/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垂々83.3%
滴々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩(いは)を削(けづ)つて點滴(したゝ)る水(みづ)は、其(そ)の火(ひ)の見(み)階子(ばしご)に、垂々(たら/\)と雫(しづく)して、立(た)ちながら氷柱(つらゝ)に成(な)らむ、と冷(ひやゝ)かさの身(み)に染(し)むのみ。何處(どこ)に家(いへ)を燒(や)く炎(ほのほ)があらう。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「あ、」と離(はな)すと、爪(つめ)を袖口(そでくち)に縋(すが)りながら、胸毛(むなげ)を倒(さかさ)に仰向(あをむ)きかゝつた、鸚鵡(あうむ)の翼(つばさ)に、垂々(たら/\)と鮮血(からくれなゐ)。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
一寸(ちよつと)でも触(さわ)ると、其(そ)のまゝ、いきなり、白(しろ)い肩(かた)を包(つゝ)むで、頬(ほゝ)から衣絵(きぬゑ)さんの血(ち)を吸(す)ひさうである、と思(おも)つたばかりでも、あゝ、滴々(たら/\)血(ち)が垂(た)れる。……結綿(ゆひわた)の鹿(か)の子(こ)のやうに、喀血(かくけつ)する咽喉(のんど)のやうに。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)