“たらたら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垂々78.3%
滴々17.4%
点々4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時、額から垂々たらたらと血が流れたが、それには構わないで、ほとんど本能的に、胸へ抱いた年弱の三歳みッつの子を両手で抱えた。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その最初の喧嘩けんかの際、汐田は卒倒せんばかりに興奮して、しまいに、滴々たらたらと鼻血を流したのであるが、そのような愚直な挿話そうわさえ、年若い私の胸を異様にとどろかせたものだ。
列車 (新字新仮名) / 太宰治(著)
と色をかえてわなないた。主税はしかも点々たらたらと汗を流して
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)