“だらだら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垂々40.0%
淋漓20.0%
滴々20.0%
緩々20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寂しい、美しい女が、花の雲から下りたように、すっとかげって、おなじ堀を垂々だらだらりに、町へ続く長い坂を、胸をやわらかに袖を合せ、肩をほっそりとすそを浮かせて、宙にただようばかり。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
顛倒てんどうして慌てるほど、身体からだのおしに重みがかかる、とその度に、ぐ、ぐ、と泣いて、口から垂々だらだらと血を吐くのが、咽喉のどかかり、胸を染め、乳の下をさっと流れて、仁右衛門のあしのうら生暖なまあたたこう垂れかかる。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
丁度それが眉間みけん打着ぶつかつて血が淋漓だらだら流れて、顔が半分真赤に成つて了つた。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
何か言いそうにした口の、ただまたニヤニヤとなって、おおきよだれ滴々だらだらと垂るる中へ、素直まっすぐにずきんと刺した。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
先に大口おほぐち言込有いひこみありし貸付の緩々だらだら急に取引迫りて、彼はちとの猶予も無く、自ら野州やしゆう塩原なる畑下はたおりと云へる温泉場おんせんじように出向き、其処そこ清琴楼せいきんろうと呼べる湯宿に就きて、ひそか云々うんぬんの探知すべき必要を生じたるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)