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滴々
ふりがな文庫
“滴々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
てきてき
60.0%
たらたら
16.0%
したたり
8.0%
てき/\
8.0%
たら/\
4.0%
だらだら
4.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てきてき
(逆引き)
喉
(
のど
)
がかわいているとみえて、蛾次郎はそこで
一息
(
ひといき
)
つくと、
岩層
(
がんそう
)
のあいだから
滴々
(
てきてき
)
と落ちている
清水
(
しみず
)
へ顔をさかさまにして、口をあいた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
滴々(てきてき)の例文をもっと
(15作品)
見る
たらたら
(逆引き)
手の震えで
滴々
(
たらたら
)
と
露散
(
たまち
)
るごとき酒の
雫
(
しずく
)
、
蛇
(
くちなわ
)
の色ならずや、酌参るお珊の手を掛けて
燈
(
ともしび
)
の影ながら、青白き
艶
(
つや
)
が映ったのである。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
滴々(たらたら)の例文をもっと
(4作品)
見る
したたり
(逆引き)
雨の
滴々
(
したたり
)
しとしとと屋根を打って、森の暗さが
廂
(
ひさし
)
を通し、
翠
(
みどり
)
が黒く
染込
(
しみこ
)
む絵の、
鬼女
(
きじょ
)
が投げたる
被
(
かずき
)
を
背
(
せ
)
にかけ、わずかに
烏帽子
(
えぼし
)
の
頭
(
かしら
)
を
払
(
はら
)
って、
太刀
(
たち
)
に手をかけ、腹巻したる
体
(
たい
)
を
斜
(
なな
)
めに
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
滴々(したたり)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
てき/\
(逆引き)
おほよそ此等の毒は
滴々
(
てき/\
)
我心上に落ち來りて、われは我心のこれが爲めに硬結すべきか、さらずば又これが爲めにその血を
瀝
(
したゝ
)
らし盡すべきをおもひたりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
滴々(てき/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
たら/\
(逆引き)
一寸
(
ちよつと
)
でも
触
(
さわ
)
ると、
其
(
そ
)
のまゝ、いきなり、
白
(
しろ
)
い
肩
(
かた
)
を
包
(
つゝ
)
むで、
頬
(
ほゝ
)
から
衣絵
(
きぬゑ
)
さんの
血
(
ち
)
を
吸
(
す
)
ひさうである、と
思
(
おも
)
つたばかりでも、あゝ、
滴々
(
たら/\
)
血
(
ち
)
が
垂
(
た
)
れる。……
結綿
(
ゆひわた
)
の
鹿
(
か
)
の
子
(
こ
)
のやうに、
喀血
(
かくけつ
)
する
咽喉
(
のんど
)
のやうに。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
滴々(たら/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
だらだら
(逆引き)
何か言いそうにした口の、ただまたニヤニヤとなって、
大
(
おおき
)
な
涎
(
よだれ
)
の
滴々
(
だらだら
)
と垂るる中へ、
素直
(
まっすぐ
)
にずきんと刺した。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
滴々(だらだら)の例文をもっと
(1作品)
見る
滴
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
々
3画
“滴々”で始まる語句
滴々々
“滴々”のふりがなが多い著者
木下尚江
吉川英治
泉鏡花
林不忘
夏目漱石
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
斎藤茂吉
泉鏡太郎
幸田露伴
長谷川時雨