“喀血”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっけつ80.4%
かくけつ17.4%
やっ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喀血かっけつがないので急激な変化は見せなかったが、暑気がひどくこたえたらしく、衰弱が日ましに加わって行くのが誰の眼にも見えた。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
まげは短くめてつてゐる。月題さかやきは薄い。一度喀血かくけつしたことがあつて、口の悪い男には青瓢箪あをべうたんと云はれたと云ふが、にもとうなづかれる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
『いや、三十三号の患者が喀血やったんでね、呼ばれて来たら、春生さんがあんたを待ってた訳さ』
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)