“かっけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喀血78.7%
咯血19.1%
格傑2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼前に喀血かっけつの恐ろしきを見るに及び、なおその病の少なからぬ費用をかけ時日を費やしてはかばかしき快復を見ざるを見るに及び
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
緒方氏がまだ十歳くらいの頃、大阪の家の広い庭で遊んでいられた時に、父上がかわやから出られたと思うと、手洗の所でひどく咯血かっけつせられました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
門の前は一めんに柳がわり、かきの内には桃やあんずの花が盛りで、それに長い竹をあしらってあったが、野の鳥はその中へ来て格傑かっけつと鳴いていた。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)