“大喀血”の読み方と例文
読み方割合
だいかっけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はそのさわぎに眠られないのをいかり、ベッドの上に横たわったまま、おお声に彼等をしかりつけた、と同時に大喀血だいかっけつをし、すぐに死んだとか云うことだった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
折角せっかく苦心に苦心を重ねた牝豚夫人の堕胎術には成功したのだったが、その夜彼は突如として大喀血だいかっけつに襲われ、急に四十度を超える高熱にとりつかれて床についてしまった。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)