“結綿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆいわた83.3%
ゆひわた11.1%
いいわた2.8%
いひわた2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親の声に、丁寧に頭を下げたのは、結綿(ゆいわた)の髪に、桃色の手絡(てがら)をかけた、姉に似たキリョウよし、しかもなかなかのしっかり者らしかった。
肉付のいゝ若い女が幾人(いくたり)も、赤い潰髷(つぶし)の結綿(ゆひわた)にもう華美(はで)な中形(ちゆうがた)の浴衣(ゆかた)を着て引掛(ひつか)け帶もだらしなく、歩む度に白い足の裏を見せながら行く。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風、永井壮吉(著)
帯も襟も唐縮緬(とうちりめん)じゃあるが、もみじのように美しい。結綿(いいわた)のふっくりしたのに、浅葱(あさぎ)鹿(か)の子の絞高(しぼだか)な手柄を掛けた。やあ、三人あると云う、妾の一人か。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
茲(こゝ)に件(くだん)の娘(むすめ)たるや、今(いま)もお話(はなし)した通(とほ)り、吉原(よしはら)に居(ゐ)る事(こと)を恥(はぢ)とし、待合(まちあひ)を出(だ)す事(こと)を厭(いや)だと云(い)つた心懸(こゝろがけ)なんだから、まあ傍(はた)から勸(すゝ)めても、結綿(いひわた)なんぞに結(い)はうよりは
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)