“いひわた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
云渡33.3%
言渡33.3%
結綿33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知ぬとは扨々さて/\可笑や/\と笑ひ狂ふにぞ越前守殿も有べし當人たうにんは如何にも亂心らんしんていゆゑ入牢申付ると云渡いひわたされけり其後又奉行所へ梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申出ば此方へ役人をつかはすべし屹度きつと申渡すべきすぢあり其方共も落度おちどには毛頭もうとう相成あひなら氣遣きづかひ無用なり何分無禮ぶれいなきやうに致すべしと云渡いひわたしければ兩人は是をきゝきも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
願ふことはよもあるまじ然らば憑司はうたがひなきにあらじ依て手錠てぢやう申付ると有ければ憑司は戰々わな/\ふるひ出し何か云んとする所だまれと一せいしかられて蹲踞うづくまりしぞ笑止せうしなる又大岡殿は榊原家の留守居るすゐへ向はれ此度の一條吟味懸ぎんみがかり三人の役人は其方へ屹度きつと預けおつて呼出すべしと言渡いひわたされたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
言渡いひわたされ別けて善右衞門には惡者わるもの松五郎欠落かけおち中未だ行衞分らざる由につきなほたづね申べきむね嚴重げんぢうに仰付られしかば憑司はたゞ恐れ入てぞ居たりけるかくの如く追々調べ相すみしに付一同口書こうしよ爪印つめいん仰付られ享保十二年二月二日一同呼出しに相成れいの如く役人しう列席れつせき大岡殿夫々とがの次第申渡されたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こゝくだんむすめたるや、いまもおはなししたとほり、吉原よしはらことはぢとし、待合まちあひこといやだとつた心懸こゝろがけなんだから、まあはたからすゝめても、結綿いひわたなんぞにはうよりは
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)