“笑止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうし62.3%
せうし17.4%
おか7.2%
をか4.3%
きのどく2.9%
しようし2.9%
おかし1.4%
をかし1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老いては普請庭つくり。これさへ慎めば金が出来るとやら申す由なれど小生道楽の階程(かいてい)も古人の戒(いましめ)に適合致候は誠に笑止(しょうし)に御座候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
忘(わす)るゝ人(ひと)ありとか聞(き)きしがこれは又(また)いかに歸(かへ)るべき家(いへ)を忘(わす)れたるか歳(とし)もまだ若(わか)かるを笑止(せうし)といはゞ笑止(せうし)思(おも)へば扨(さて)も訝(いぶか)しき事(こと)なり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
自分の事を言うのは笑止(おか)しいが、私は児供の時から余りアンビションというものがなかった。この点からいうとよほど馬鹿だった。
で、貴方(あなた)は好(よ)い時代(じだい)が來(こ)やうと濟(すま)してもゐられるでせうが、いや、私(わたくし)の言(い)ふことは卑(いやし)いかも知(し)れません、笑止(をか)しければお笑(わら)ひ下(くだ)さい。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
周三は笑止(きのどく)に思ツた。で、幾らかおふくろに同情した積で、「然うですかナ、酒を飮むと、實際氣が晴れるものでせうか。」と合槌(あひづち)を打つ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
其樣(そん)なものに鼻毛(はなげ)よまれて果(はて)は跡(あと)あしの砂(すな)の御用心(ごようじん)さりとてはお笑止(しようし)やなどヽ憎(に)くまれ口(ぐち)いひちらせど眞(しん)の處(ところ)は妬(ねた)し妬(ねた)しの積(つも)り
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
米友は笑止(おかし)がって鍋焼饂飩に力をつけてやり、お茶を飲ませたり、壊(こわ)れた道具を片附けたりしてやりました。
此時龍馬は創を負て居るからと籠にのり、私は男粧して兵隊の中に雑(まじ)つて行きました……、笑止(をかし)かつたですよ。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂、楢崎竜、川田雪山(著)