“合槌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいづち70.8%
あひづち27.1%
あいうち1.0%
あいずち1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文代さんはもう合槌あいづちをうつことができなかった。何かしらえたいの知れぬ恐怖が、背筋に迫ってくるようで、身動きもできなかった。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
周三は笑止きのどくに思ツた。で、幾らかおふくろに同情した積で、「然うですかナ、酒を飮むと、實際氣が晴れるものでせうか。」と合槌あひづちを打つ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
いちいち合槌あいうちを打ちながら、御無理御尤もで聴いておりますが、腹の中では、すっかり平次を馬鹿にしている様子です。
そばから、妹婿が合槌あいずちうった。鷲尾は工場時代からの友達、KやMなどの実例を話した。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)