“合力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうりき64.4%
ごうりょく26.7%
がふりよく2.2%
がふりき2.2%
ごうりよく2.2%
レザルタント2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああさようでござるか。では、六刻むつ過ぎに出なおしてお訪ね下さい。その御人ごじんは、今朝から市中へ合力ごうりきに出ておられます」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
厄介やっけえにはなりません、稼ぎがあります、何だっけ、えゝ歌ア唄って合力ごうりょくとかいう菓子を売って歩いても世話にならねえから、置いてやって下せえな
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
物語ものがたむかし其許そのもとに金子を用立し事も有により昔を忘れ給はずは斯の如く難儀せし間少しの合力がふりよくあづかたくことば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どうして合力がふりきをして貰ふか。どうして宿を借るかと云ふのである。廃兵はどんな人が多分の合力をしてくれるものだとか、宿を借るにはどうして借るものだとか、話して聞かせた。
知らず、その老女ろうによは何者、狂か、あらざるか、合力ごうりよくか、物売か、はたあるじ知人しりびとか、正体のあらはるべき時はかかるうちにも一分時毎にちかづくなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
むしろ適当な程度の宣伝が各方面からせり上げてそのすべての合力レザルタントによって世の中が都合よく正当な軌道を運転して行くのかもしれない。
神田を散歩して (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)