“ごうりょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
合力100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞き知らない名前ではあるが、注文状であるというのでともかくも封をひらいて読むと、それは商売物の書籍類の注文ではなくて、ある浪人から無心合力ごうりょくの手紙であった。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そこで西にしひがしみなみきたたにんでいるひとたちやら、もっととおくのあっちこっちのむらまで合力ごうりょくしてもらいにいったんだそうだ。合力ごうりょくというのは、たすけてもらうことなのさ。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
止むなくんば道々乞食をして帰るのだが、こうなってもさすがにまだ私は、人の門に立って三厘五厘の合力ごうりょくを仰ぐまでの決心はできなかった。見えか何か知らぬがやっぱり恥しい。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)