“あいうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相討33.3%
合槌16.7%
相射16.7%
相打16.7%
相撃16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、今じゃあ、ボートルレ君、君と我輩との相討あいうちだ。」
いちいち合槌あいうちを打ちながら、御無理御尤もで聴いておりますが、腹の中では、すっかり平次を馬鹿にしている様子です。
「和泉の猟夫! 相射あいうちだぞ。」
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
ほうっておけば、相打あいうちか、悪くすれば、城太郎はで斬りになる。——お通はわれを忘れて、河原を駈け、いましめのためかぬ両手をもがきながら、闇へ向って、神の救援をさけんでいた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その結果、お葉も討たれ、重太郎も討たれた。𤢖二人ににんも枕をならべて死んだ。究竟つまり双方が相撃あいうちとなった処へ、忠一があとから又来合きあわせて、残る一人いちにんの𤢖も自殺を遂げるような事になったのであろう。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)