“相撃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいうち50.0%
あひう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その結果、お葉も討たれ、重太郎も討たれた。𤢖二人ににんも枕をならべて死んだ。究竟つまり双方が相撃あいうちとなった処へ、忠一があとから又来合きあわせて、残る一人いちにんの𤢖も自殺を遂げるような事になったのであろう。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
盈々なみなみと酒をれたる二つの猪口は、彼等の目より高く挙げらるるとひとしかつ相撃あひうてば、くれなゐしづくの漏るが如く流るるを、互に引くより早く一息ひといきに飲乾したり。これを見たる佐分利は甘糟の膝をうごかして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)