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戞
ふりがな文庫
“戞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かつ
52.9%
か
17.6%
かっ
17.6%
う
5.9%
から
5.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつ
(逆引き)
繋
(
つな
)
ぎ合せて肩を
蔽
(
おお
)
える
鋼鉄
(
はがね
)
の延板の、
尤
(
もっと
)
も外に向えるが二つに折れて肉に入る。吾がうちし太刀先は巨人の盾を
斜
(
ななめ
)
に
斫
(
き
)
って
戞
(
かつ
)
と鳴るのみ。……
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
戞(かつ)の例文をもっと
(9作品)
見る
か
(逆引き)
その代り検事と課長は練習場で、
球
(
ボール
)
を
戞
(
か
)
ッ飛ばしに出ていった。ジュリアと千鳥とは、その間にクラブ
館
(
ハウス
)
の奥にある
噴泉浴
(
ふんせんよく
)
へ出かけた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
戞(か)の例文をもっと
(3作品)
見る
かっ
(逆引き)
かすかに首を
擡
(
もた
)
げるのもやっとだし、手の刀も、
戞
(
かっ
)
と、自在の竹を
掠
(
かす
)
めたに過ぎないが——その意志たるや、いまにも絶えなんとする気息とは反対に、恐ろしい断末の懸命なるものが
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戞(かっ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
う
(逆引き)
その声銅盤を
戞
(
う
)
つがごとし、口旁に鬚髯あり、頷下に明珠あり、喉下に逆鱗あり、頭上に博山あり、尺水と名づく、尺水なければ天に昇る能わず、気を呵して雲を成す、既に能く水と変ず
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
戞(う)の例文をもっと
(1作品)
見る
から
(逆引き)
こんなことを云っている
中
(
うち
)
に、噂の
主
(
ぬし
)
は
帯剣
(
たいけん
)
を
戞
(
から
)
めかしながら入って来た。近所の人であるから、忠一とも
予
(
かね
)
て
相識
(
あいし
)
っているのである。双方の挨拶は
式
(
かた
)
の如くに終った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
戞(から)の例文をもっと
(1作品)
見る
戞
漢検1級
部首:⼽
12画
“戞”を含む語句
戞々
戞然
戞矢
戞戞
剣鳴戞然
戞〻
戞合
戞戞戞
戞飛
摩戞
“戞”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
ギ・ド・モーパッサン
南方熊楠
林不忘
吉川英治
山本周五郎
夏目漱石
海野十三
岡本綺堂