“あいう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相搏75.0%
相射4.2%
相打4.2%
相承4.2%
相摶4.2%
相撲4.2%
相討4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八五郎の叱咤しったと、やいばと十手の相搏あいうつ音が、明るい真昼の空気に、ジーンと響きます。平次を先頭に皆んな飛んで行きました。
が、同時に多門の竹刀も数馬のめんを打ったのでございまする。わたくしは相打あいうちを伝えるために、まっ直に扇を挙げて居りました。しかしその時も相打ちではなかったのかもわかりませぬ。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そうして、国民の内部にあられるが故に、皇室は国民と共に永久であり、国民が父祖子孫相承あいうけて無窮に継続すると同じく、その国民と共に万世一系なのである。
彼の弱点が御常の弱点とまともに相摶あいうつ事も少なくはなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
相撲あいうつ肉の音、絶叫、悲鳴、それは闇の鳥屋とやの中へ棒を入れて掻き廻すような騒ぎでした。
「あんたよりは殺気が強いしそれに左剣にねばりがある。まず相対あいたいでは四分六、残念ながらあんたが四で先方が六じゃ。ははははは、いやよくいって相討あいうちかな——お! 見なさい。来おるぞ、来おるぞ!」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)