“そうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
騒擾71.6%
僧正12.8%
奏上3.7%
争擾1.8%
双調1.8%
宋襄1.8%
倉場0.9%
僧肇0.9%
奏状0.9%
宋讓0.9%
宗乘0.9%
相乗0.9%
相承0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一喝いっかつして首筋をつかみたる様子にて、じょうの内外一方ひとかたならず騒擾そうじょうし、表門警護の看守巡査は、いずれも抜剣ばっけんにて非常をいましめしほどなりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
僧正そうじょうむらさきころもをきました。人形の前にこうをたき、ろうそくの火をともしました。そしてじゅずをつまぐりながら、いのりをはじめました。
活人形 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
みことはこんなにして、お道筋みちすじぞくどもをすっかりたいらげて、大和やまとへおかえりになり、天皇にすべてをご奏上そうじょうなさいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
而して其不和争擾そうじょうしょうに当る者は其時の未亡人即ち今日の内君にして、禍源は一男子の悪徳に由来すること明々白々なれば、いやしくも内を治むる内君にして夫の不行跡を制止すること能わざるは
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
平調—壱越いちこつ(または神仙)—盤渉ばんしき黄鐘おうしき双調そうじょう(または勝絶しょうせつ)—平調
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
建文帝の仁柔じんじゅうの性、宋襄そうじょうに近きものありというべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
劉元鼎りゅうげんてい蔡州さいしゅうを治めているとき、新破しんぱ倉場そうじょうに狐があばれて困るので、劉は捕吏ほりをつかわして狐を生け捕らせ、毎日それを毬場まりばへ放して、犬にわせるのを楽しみとしていた。
中国に僧肇そうじょうという若い仏教学者がありました。彼は有名な羅什らじゅう三蔵の門下で、三千の門下生のうちでも、特にすぐれたりっぱな学者でありました。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
義侠心と云えばそうも云えるが、つまりそいつは宋讓そうじょうの仁で、一つ間違うと物笑いの種だ。いやもう物笑いになっている。襤褸ぼろを下げて病みほほけ、長庵ずれの施療患者に、成り下るとは恥さらし。
村井長庵記名の傘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
友「左様で、お金物はこれは目貫物めぬきもので飛んだ面白いもので、さく宗乘そうじょうと申しますが、銘はございませんが宗乘と云うことでございます、これは良いほりでげす」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ところが今た対象はごうもそんな感じを引き起さなかった。相除そうじょの対照でもなければ相乗そうじょうの対照でもない。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
智証大師相承そうじょうの日本の声明の総本山なのです
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)