“相乗”のいろいろな読み方と例文
旧字:相乘
読み方割合
あいのり50.0%
あひのり30.0%
あいの10.0%
そうじょう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が再びうなずきながら、この築地つきじ居留地の図は、独り銅版画として興味があるばかりでなく、牡丹ぼたん唐獅子からじしの絵を描いた相乗あいのり人力車じんりきしゃ
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
宰相の馬車に相乗あひのりが出来る事だつたら市長は鞄となつてもいとはない程だつたので、二つ返事ですぐ承知して、自分の馬車は先へ返した。
ひとりならば自由な方角ほうがくをさしてばすこともできるが、こうして蛾次郎と相乗あいのりになってしまったために、クロはただクロ自身の意志いしで、勝手なほうへさっさつとして飛んでいく。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが今た対象はごうもそんな感じを引き起さなかった。相除そうじょの対照でもなければ相乗そうじょうの対照でもない。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)