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相乗
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あいのり
ふりがな文庫
“
相乗
(
あいのり
)” の例文
旧字:
相乘
私が再び
頷
(
うなず
)
きながら、この
築地
(
つきじ
)
居留地の図は、独り銅版画として興味があるばかりでなく、
牡丹
(
ぼたん
)
に
唐獅子
(
からじし
)
の絵を描いた
相乗
(
あいのり
)
の
人力車
(
じんりきしゃ
)
や
開化の良人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
(がぶりと呑んで
掌
(
てのひら
)
をチュウと吸う)別して今日は御命日だ——
弘法
(
こうぼう
)
様が
速
(
すみやか
)
に金ぴかものの自動車へ、
相乗
(
あいのり
)
にお引取り下されますてね。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
相乗
(
あいのり
)
の
爺
(
じい
)
さんが、「いいや、そうでもごわんせん。
彼奴
(
あいつ
)
らもやっぱり
淋
(
さび
)
しくなると見えまして、時々家へ戻って行きますが、
叱
(
しか
)
りつけられてまた山へ行きますわい」
由布院行
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
王女は、約束の馬はここにいる、水車ごやも、そのままおじさんのものにしておくがよい、と言いすてて、じぶんは、かげ
日向
(
ひなた
)
なく働いてくれたハンスを馬車に乗せ、
相乗
(
あいのり
)
で行ってしまいました。
かわいそうな粉ひきの若いものと小猫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
……実は
相乗
(
あいのり
)
して席を並べた、修善寺の旅館の主人の談話を、ふと遮った調子がはずんで高かったためである。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“相乗”の意味
《名詞》
二つ以上の数を掛け合わせること。
二つ以上の要因が重なりあい、影響が大きくなること。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
乗
常用漢字
小3
部首:⼃
9画
“相乗”で始まる語句
相乗俥