“そうちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウチョウ
語句割合
荘重48.4%
曹長22.6%
宗長12.9%
宋朝6.5%
双調6.5%
双鳥3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどそこは、大きな寺院の入口みたいな荘重そうちょうな大玄関であった。左右に何本かの石柱いしばしらが並び、石段がその間をぬって上へのぼっている。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「ぼくは高等科で、卒業したら兵隊にいくまで漁師だ。兵隊にいったら、下士官かしかんになって、曹長そうちょうぐらいになるから、おぼえとけ」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
この庵の創始者の宗長そうちょうは、連歌は宗祇そうぎの弟子で禅は一休に学んだというが、連歌師としての方が有名である。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
祝鮀しゅくだほど口がうまくて、宋朝そうちょうほどの美男子でないと、無事にはつとまらないらしい。何というなさけない時代だろう。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
専門家の中の優美な者だけが選ばれて、双調そうちょうを笛で吹き出したのをはじめに、その音を待ち取った絃楽げんがくが上で起こったのである。絃楽の人ははなやかな音をかき立てて、歌手は「安名尊あなとうと」を歌った。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
竹童ちくどうはぎょッとして、わしの背なかへうっぷした。——とクロは猛然と巨瞳きょどうをいからし、たかをめがけて絶叫を浴びせかける。らんらんたる太陽のもと、双鳥そうちょうたちまち血みどろになってつかみあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)