“石柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしばしら57.1%
せきちゆう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどそこは、大きな寺院の入口みたいな荘重そうちょうな大玄関であった。左右に何本かの石柱いしばしらが並び、石段がその間をぬって上へのぼっている。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「開かずの門か」と、こうはずかずか歩き出した。なにか、抵抗を感じたらしく見える。仰げば大絶壁。そこのすそをくりぬいた石窟せっくつなのだ。近づいてみると、かたわらの石柱いしばしらには
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春がく。……外廊ヴエランダの古びた円い石柱せきちゆう
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
驕慢の圓葢まるやねよ、塔よ、直立すぐだち石柱せきちゆう
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)