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石燈籠
読み方 | 割合 |
いしどうろう | 95.9% |
いしどうろ | 4.1% |
處で——
番町も
下六の
此邊だからと
云つて、
石の
海月が
踊り
出したやうな、
石燈籠の
化けたやうな
小旦那たちが
皆無だと
思はれない。
右の方は
女竹が二三十本立っている下に、小さい
石燈籠の据えてある小庭になっていて、左の方に茶室
賽いの四畳半があるのである。
通らでも事は済めども言はば近道の
土手々前に、
仮初の
格子門、のぞけば
鞍馬の
石燈籠に
萩の
袖垣しをらしう見えて、
椽先に巻きたる
簾のさまもなつかしう