“切子燈籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりこどうろう88.9%
きりことうろう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一様に軒先の切子燈籠きりこどうろうとなり、さらに転じては岐阜提灯ぎふちょうちんの水色となって、おまけに夏の半ばには引っ込めてしまうゆえに、いわゆる秋のあわれまでが
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
村雨がばらばらと降って止んで、切子燈籠きりこどうろうに強い風が吹いて来た、というのである。勿論夜の景色であろう。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
太いがっしりした感じのする格子をおもてに入れたうちの、毎年、七月になると、往来からみえるまどのなかに、必ず、いつも、大きな切子燈籠きりことうろうが下げられた。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)