“牡丹燈籠”の読み方と例文
新字:牡丹灯籠
読み方割合
ぼたんどうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の幽霊は普通とろとろと燃える焼酎火しょうちゅうびの上にふうわりと浮いていて、腰から下が無いことになっているが、有名な円朝えんちょう牡丹燈籠ぼたんどうろうでは
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
人魂や牡丹燈籠ぼたんどうろうの芝居は夏に限って現われる、井戸の水は夏においてつめたくなる、石炭やストーブや火鉢ひばちや、綿入れや、脂肪は
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
または円朝の『牡丹燈籠ぼたんどうろう』や『塩原多助』のようなものは、貸本屋の手から借りた時、ひらいて見たその挿絵が文章よりもかえって明かに記憶にとどまっている。
十六、七のころ (新字新仮名) / 永井荷風(著)