“焼酎火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうちゅうび85.7%
せうちうび14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の幽霊は普通とろとろと燃える焼酎火しょうちゅうびの上にふうわりと浮いていて、腰から下が無いことになっているが、有名な円朝えんちょう牡丹燈籠ぼたんどうろうでは
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と、ハミ出している胴巻や、めくり返されている襟元などを掻きあわせている間に、かれの両眼、焼酎火しょうちゅうびのような憤怒ふんぬがトロトロと燃えあがった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きつねうまにもらないで、那須野なすのはらを二本松ほんまつ飛抜とびぬけたあやしいのが、車内しやない焼酎火せうちうびもやすのである。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)