“焼火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たきび62.5%
やけひ12.5%
しょうか12.5%
たくひ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春も稍深やゝふかくなれば雪も日あたりはとけあるひは焼火たきびの所雪早くとくるにいたりて、かの屋根のそんじたる処木羽こばの下たをくゞりなどして雪水もるゆゑ
半十郎は大筒役組下同心、喜三郎は玉薬奉行属役、どちらも焼火やけひ間詰まづめで、同年の二十五歳である。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そのときは悠二郎は宿直にいなかったが、清香院の泣き声が焼火しょうかの間まで聞えたという。
桑の木物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
かつて西鶴輪講の時、『一代男』の「衛士えじ焼火たくひは薄鍋にもえて、ざつと水雑水みずぞうすいをとこのみしは、下戸げこのしらぬ事成べし」
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)