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焼火
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たきび
ふりがな文庫
“
焼火
(
たきび
)” の例文
春も
稍深
(
やゝふかく
)
なれば雪も日あたりは
解
(
とけ
)
あるひは
焼火
(
たきび
)
の所雪早く
解
(
とく
)
るにいたりて、かの屋根の
損
(
そん
)
じたる処
木羽
(
こば
)
の下たをくゞりなどして雪水
漏
(
もる
)
ゆゑ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
朝
焼火
(
たきび
)
をした火が午後まで消えずに残つて、プス/\と細い煙を立てゝ居ることなどもある。近所の工場の物音も手に取るやうに聞えて、黒い煙が晴れた空にくつきりと
靡
(
なび
)
く。
晩秋の頃
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
「さうですな、先づ雪でも降つて来たら、
此
(
この
)
炉にドン/\
焼火
(
たきび
)
をするんですな、
薪木
(
たきゞ
)
ならお手のものだから。それで貴所方だからウンと
書籍
(
しよもつ
)
を
仕込
(
しこん
)
で置いて勉強なさるんですな。」
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
春も
稍深
(
やゝふかく
)
なれば雪も日あたりは
解
(
とけ
)
あるひは
焼火
(
たきび
)
の所雪早く
解
(
とく
)
るにいたりて、かの屋根の
損
(
そん
)
じたる処
木羽
(
こば
)
の下たをくゞりなどして雪水
漏
(
もる
)
ゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
一同は
寒気
(
かんき
)
を防ぐために盛んに
焼火
(
たきび
)
をして猟師を待っているとしばらくしてなの字浦の方からたくましい猟犬が十頭ばかり現われてその後に引き続いて六人の猟師が異様な
衣裳
(
なり
)
で登って来る
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
又高田の
藩士
(
はんし
)
材用にて
樵夫
(
きこり
)
をしたがへ、
黒姫
(
くろひめ
)
山に入り小屋を作りて山に日をうつせし時、猿に
似
(
に
)
て猿にもあらざる物、夜中小屋に入りて
焼火
(
たきび
)
にあたれり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
又高田の
藩士
(
はんし
)
材用にて
樵夫
(
きこり
)
をしたがへ、
黒姫
(
くろひめ
)
山に入り小屋を作りて山に日をうつせし時、猿に
似
(
に
)
て猿にもあらざる物、夜中小屋に入りて
焼火
(
たきび
)
にあたれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“焼火”で始まる語句
焼火箸
焼火山