“高燈籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかどうろう33.3%
たかとうろう33.3%
たかどうろ16.7%
タカトウロウ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今し、お銀様は鳥居前の高燈籠たかどうろうの下にとどまって、じっと海を遥かに、出船入船の賑わいを近く眺めて立ちつくしていました。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
(いいえ、何の、どこか松のこずえに消え残りました、さみしい高燈籠たかとうろうのように見えますよ。里のお墓には、お隣りもお向うもありますけれど、ここには私唯一人ひとりきり。)
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
高燈籠たかどうろ消えなんとするあまたゝび
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
高燈籠タカトウロウ・折掛燈籠・切籠燈籠の類も、単に其起原を支那・天竺に覓めたゞけでは、必手の届かぬ痒い処が残るはずで、他の二種のものはしばらく言はず、切籠燈籠の如きは
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)