“影燈籠”の読み方と例文
読み方割合
かげどうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町の方から、がや/\と、おんなまじりの四五人の声が、浮いた跫音あしおととともに塘堤どてをつたつて、風のとまつた影燈籠かげどうろうのやうに近づいて
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
芥川の影燈籠かげどうろうも一つの魅力なり。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
牛だの、馬だの、異形いぎょうなものが、影燈籠かげどうろう見るようにふわふわまよって、さっさと駈け抜けてどこかへくだね。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)