“廻燈籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まわりどうろう75.0%
まはりどうろ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初に軒端の廻燈籠まわりどうろう梧桐あおぎりに天の河を配した裏絵を出したら幸運にそれが当選した。その次に七夕棚たなばただなかなんかを出したら今度は見事に落選した。
明治三十二年頃 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
前々から、ちゃら金が、ちょいちょい来ては、昼間の廻燈籠まわりどうろうのように、二階だの、濡縁ぬれえんだの、薄羽織と、兀頭はげあたまをちらちらさして、ひそひそと相談をしていましたっけ。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのとなりなるくるまは、づゝとながとほつたあをへやで、人数にんず其処そこすくない。が、しかし二十にんぐらゐはつてた。……たゞそれも、廻燈籠まはりどうろえて、あめやぶれて、寂然しんしづまつたかげぎない。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)