“廻漕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいそう80.0%
くわいさう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よろしいか、兵粮米ひょうろうまい廻漕かいそうしてまいりますぞ、兵粮米をはじめ、くさぐさの雑貨なども求めてまいりますぞ、よいか、よろしいか——」
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
二三日前、入港した第二海竜丸が、上方から山羊を廻漕かいそうしてきたのである。
南方郵信 (新字新仮名) / 中村地平(著)
ことに去年から与力内山を使つて東町奉行跡部あとべつてゐる為事しごとが気に食はぬ。幕命ばくめいによつて江戸へ米を廻漕くわいさうするのは好い。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)