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いしどうろう
ふりがな文庫
“
石燈籠
(
いしどうろう
)” の例文
新字:
石灯籠
處
(
ところ
)
で——
番町
(
ばんちやう
)
も
下六
(
しもろく
)
の
此邊
(
このへん
)
だからと
云
(
い
)
つて、
石
(
いし
)
の
海月
(
くらげ
)
が
踊
(
をど
)
り
出
(
だ
)
したやうな、
石燈籠
(
いしどうろう
)
の
化
(
ば
)
けたやうな
小旦那
(
こだんな
)
たちが
皆無
(
かいむ
)
だと
思
(
おも
)
はれない。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
右の方は
女竹
(
めだけ
)
が二三十本立っている下に、小さい
石燈籠
(
いしどうろう
)
の据えてある小庭になっていて、左の方に茶室
賽
(
まが
)
いの四畳半があるのである。
心中
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そう云う蟻には
石燈籠
(
いしどうろう
)
の下や
冬青
(
もち
)
の木の根もとにも出合った覚えはない。しかし父はどう云う
訣
(
わけ
)
か、全然この差別を無視している。……
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
金砂のように陽の踊る庭に、
苔
(
こけ
)
をかぶった
石燈籠
(
いしどうろう
)
が明るい影を投げて、今まで手入れをしていた鉢植えの
菊
(
きく
)
が
澄明
(
ちょうみょう
)
な大気に
香
(
かお
)
っている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
大きな
石燈籠
(
いしどうろう
)
でも
献
(
けん
)
ずると、私生活は出鱈目で冷酷でも、極樂行の旅券は無條件でもらへるやうに思ひ込んでゐる人も少くはありません。
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
今夜七時、お宮の
石燈籠
(
いしどうろう
)
のそばで待っています。きっと来て下さい。誰にも云ってはいけません。非常に非常に大切な用件です。
鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そこはさっきの庭とは反対側に面しているらしい、あけてある障子の向うに、
石燈籠
(
いしどうろう
)
などを配した内庭を隔てて、土蔵が三棟並んでいる。
日日平安
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
夥
(
おびたゞ
)
しい庭石や
石燈籠
(
いしどうろう
)
の
類
(
るゐ
)
を積んだ大きな荷車を、
逞
(
たく
)
ましい雄牛に曳かして來るのにも逢つた。牛の口からは、だら/\と
涎
(
よだれ
)
が流れてゐた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
われわれ階級の生活に許される程度のわずかな面積を泉水や植え込みや
石燈籠
(
いしどうろう
)
などでわざわざ狭くしてしまって、
逍遙
(
しょうよう
)
の自由を束縛したり
芝刈り
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
中門の壇上、金堂の壇上、講堂前の
石燈籠
(
いしどうろう
)
の傍、講堂の壇上、それからまた石燈籠の傍へ帰り、右へ回って、回廊との間を中門の方へ出る。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
五、
屋外
(
おくがい
)
に
於
(
おい
)
ては
屋根瓦
(
やねがはら
)
、
壁
(
かべ
)
の
墜落
(
ついらい
)
、
或
(
あるひ
)
は
石垣
(
いしがき
)
、
煉瓦塀
(
れんがべい
)
、
煙突
(
えんとつ
)
等
(
とう
)
の
倒潰
(
とうかい
)
し
來
(
きた
)
る
虞
(
おそれ
)
ある
區域
(
くいき
)
から
遠
(
とほ
)
ざかること。
特
(
とく
)
に
石燈籠
(
いしどうろう
)
に
近寄
(
ちかよ
)
らざること。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
自分は秋の夜の静寂の
中
(
うち
)
に
畳々
(
じょうじょう
)
として波の如く次第に奥深く重なって行くその屋根と、海のように平かな敷地の片隅に立ち並ぶ
石燈籠
(
いしどうろう
)
の影をば
霊廟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
あの尚家の
石燈籠
(
いしどうろう
)
は無事でしょうか。あの
園比屋武嶽
(
そのひやむうたき
)
の運命は如何、
崇元寺
(
そうげんじ
)
の石門は如何。いずれも石工品として素晴らしいものばかりでした。
沖縄の思い出
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
そう独りで頷いて、十内が足を移そうとすると、その辺に潜んでいた吉良方の家来が、
石燈籠
(
いしどうろう
)
の陰からいきなり彼の脚をねらって太刀で払った。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
石燈籠
(
いしどうろう
)
の前には二十人ばかりの人が輪をつくっていた。そこには一枚の
藁莚
(
わらむしろ
)
を
被
(
き
)
せて覆うてあるものがあった。彼は
人輪
(
ひとわ
)
の間にはさまってのぞいた。
雀が森の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
どっしりとした古風な
石燈籠
(
いしどうろう
)
が一つ置いてあって、その辺には
円
(
まる
)
く厚ぼったい「つわぶき」なぞも集めてある。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
六畳の座敷は東向で、松葉を敷き詰めた狭い庭に、大き過ぎるほど立派な
御影
(
みかげ
)
の
石燈籠
(
いしどうろう
)
が据えてあった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
楓
(
かえで
)
桜松竹などおもしろく植え散らし、ここに
石燈籠
(
いしどうろう
)
あれば、かしこに
稲荷
(
いなり
)
の
祠
(
ほこら
)
あり、またその奥に思いがけなき
四阿
(
あずまや
)
あるなど、この門内にこの庭はと驚かるるも
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
その前列の
石燈籠
(
いしどうろう
)
は、さまで古いものとは思われないが、六角形の笠石だけは、奈良の
元興寺
(
がんごうじ
)
形に似たもので、
掌
(
たなごころ
)
を半開にしたように、指が浅い巻き方をしている。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
お
父
(
とう
)
さん、もう何もすることはありません。庭石は三度も洗いました。
石燈籠
(
いしどうろう
)
や庭木にも、よく水を
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
樫の木を移ってお銀様が、
石燈籠
(
いしどうろう
)
の蔭へ避けた時に、神尾主膳はさながら絵に見る悪鬼の
形相
(
ぎょうそう
)
です。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
さて
此
(
この
)
世辞屋
(
せじや
)
は
角店
(
かどみせ
)
にして
横手
(
よこて
)
の
方
(
はう
)
を
板塀
(
いたべい
)
に
致
(
いた
)
し、
赤松
(
あかまつ
)
のヒヨロに
紅葉
(
もみぢ
)
を
植込
(
うゑこ
)
み、
石燈籠
(
いしどうろう
)
の
頭
(
あたま
)
が少し見えると
云
(
い
)
ふ
拵
(
こしらへ
)
にして、
其此方
(
そのこなた
)
へ
暖簾
(
のれん
)
を
懸
(
か
)
け
之
(
これ
)
を
潜
(
くゞ
)
つて
中
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
ると
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
苔
(
こけ
)
むした
石燈籠
(
いしどうろう
)
のかたわらを過ぎる時、わが心のいかに高められたかを必ず思い出すであろう。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
硝子戸
(
ガラスど
)
の店頭の一方に篠竹の
小藪
(
こやぶ
)
をあしらひ、
苔
(
こけ
)
を
被
(
き
)
た
石燈籠
(
いしどうろう
)
のもとにはつくばひがあつて
老残
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
小紋
(
こもん
)
の
石持
(
こくもち
)
を着た年増の女の、
庭下駄
(
にわげた
)
を
穿
(
は
)
いて
石燈籠
(
いしどうろう
)
の下に
蹲踞
(
うずく
)
まっている人形———それは「虫の音」という題で、女が虫の音に聴き入っている感じを出すのだと云って
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
村内の心ある者には
爪
(
つま
)
はじきせらるゝをもかまわず
遂
(
つい
)
に須原の長者の
家敷
(
やしき
)
も、
空
(
むな
)
しく庭
中
(
うち
)
の
石燈籠
(
いしどうろう
)
に美しき
苔
(
こけ
)
を添えて人手に渡し、長屋門のうしろに大木の
樅
(
もみ
)
の
梢
(
こずえ
)
吹く風の音ばかり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その
辺
(
あたり
)
は、その
孟宗竹
(
もうそうちく
)
の藪のようになっているのだが、土の崩れかけた
築山
(
つきやま
)
や、欠けて
青苔
(
あおごけ
)
のついた
石燈籠
(
いしどうろう
)
などは、
未
(
いま
)
だに残っていて、以前は
中々
(
なかなか
)
凝
(
こ
)
ったものらしく見える、が
何分
(
なにぶん
)
にも
怪物屋敷
(新字新仮名)
/
柳川春葉
(著)
嚇
(
おど
)
したり、すかしたりして、問ひかけて見たが
無駄
(
むだ
)
であつた。しまひには役人は声が
嗄
(
か
)
れて来た。そこではじめて、これは
石燈籠
(
いしどうろう
)
に向かつて物をいつてるのと、同じだといふことがわかつた。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
だが日本は、古くより雅味、茶気、俳味、古雅、仙骨、埃を礼讃した国民であり、折角作り出した塑像を縁の下の土に埋め、
石燈籠
(
いしどうろう
)
を数年間雨に打たせて
苔
(
こけ
)
を生ぜしめる趣味の特産地なのである。
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
ひらり輪先をそこの庭の
石燈籠
(
いしどうろう
)
の首にひっかけてみせました。
右門捕物帖:14 曲芸三人娘
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
或人
苔
(
こけ
)
を封じ来るこは奈良
春日神社
(
かすがじんじゃ
)
石燈籠
(
いしどうろう
)
の苔なりと
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「あら、
石燈籠
(
いしどうろう
)
が倒れているわ。」
遺産
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
神田から台所町へ、台所町から亀沢町へ
徙
(
うつ
)
されて、
幸
(
さいわい
)
に
凋
(
しお
)
れなかった木である。また山内豊覚が
遺言
(
いげん
)
して五百に贈った
石燈籠
(
いしどうろう
)
がある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
日
(
ひ
)
闌
(
た
)
けて
眠
(
ねむ
)
き
合歡
(
ねむ
)
の
花
(
はな
)
の、
其
(
そ
)
の
面影
(
おもかげ
)
も
澄
(
す
)
み
行
(
ゆ
)
けば、
庭
(
には
)
の
石燈籠
(
いしどうろう
)
に
苔
(
こけ
)
やゝ
青
(
あを
)
うして、
野茨
(
のばら
)
に
白
(
しろ
)
き
宵
(
よひ
)
の
月
(
つき
)
、カタ/\と
音信
(
おとづ
)
るゝ
鼻唄
(
はなうた
)
の
蛙
(
かへる
)
もをかし。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
二七不動に近き路地裏に
西京汁粉
(
さいきょうしるこ
)
の
行燈
(
あんどう
)
かけて、
萩
(
はぎ
)
の
袖垣
(
そでがき
)
に
石燈籠
(
いしどうろう
)
置きたる店口ちよつと風雅に見せたる家ありけり。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「それから一目散に飛び出した。——
懷中
(
ふところ
)
の十手を取り出すわけにも行かないから、逃げの一手だ。
石燈籠
(
いしどうろう
)
を蹴散して植込をくゞつて、裏門を出るのが精一杯」
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
よほど季感に敏い人だったとみえ、楓や桜なども松杉と対照して、眼立たぬようにくふうがしてあり、思わぬ
灌木
(
かんぼく
)
の茂みに、
苔付
(
こけつ
)
きの
石燈籠
(
いしどうろう
)
が据えてあったりした。
柘榴
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
土臭
殆
(
ほとん
)
ど
噎
(
むせ
)
ばんと欲す。父と
屋
(
をく
)
の内外を見れば、被害は屋瓦の
墜
(
お
)
ちたると
石燈籠
(
いしどうろう
)
の倒れたるのみ。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
石燈籠
(
いしどうろう
)
は
餘
(
あま
)
り
強大
(
きようだい
)
ならざる
地震
(
ぢしん
)
の
場合
(
ばあひ
)
にも
倒
(
たふ
)
れ
易
(
やす
)
く、さうして
近
(
ちか
)
くにゐたものを
壓死
(
あつし
)
せしめがちである。
特
(
とく
)
に
兒童
(
じどう
)
が
顛倒
(
てんとう
)
した
石燈籠
(
いしどうろう
)
のために
生命
(
せつめい
)
を
失
(
うしな
)
つた
例
(
れい
)
は
頗
(
すこぶ
)
る
多
(
おほ
)
い。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
それは
平生
(
へいぜい
)
見かける枯れ葉のたまった水のない石の
御手洗
(
みたらし
)
の
傍
(
かたわ
)
らにある
石燈籠
(
いしどうろう
)
の燈であった。
雀が森の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
おゝ/\
乱暴狼藉
(
らんばうらうぜき
)
で、
飛石
(
とびいし
)
なぞは
狗
(
いぬ
)
の
糞
(
くそ
)
だらけにして、
青苔
(
あをごけ
)
を
散々
(
さん/″\
)
に
踏暴
(
ふみあら
)
し、
折角
(
せつかく
)
宜
(
よ
)
い
塩梅
(
あんばい
)
に
苔
(
こけ
)
むした
石燈籠
(
いしどうろう
)
を
倒
(
たふ
)
し、
松
(
まつ
)
ヶ
枝
(
え
)
を
折
(
を
)
つちまひ、
乱暴
(
らんばう
)
だね……
何方
(
どちら
)
からお
入来
(
いで
)
なすつた。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
頼山陽の息子は、寛永寺の徳川廟前の
石燈籠
(
いしどうろう
)
を倒して、事面倒になったことがあります。それは酔っていたということではあり、なんにしても石燈籠のことで、謝罪で事は済んだ。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
次に目についたのは画面の右のはずれにある
石燈籠
(
いしどうろう
)
である。夏の夕方には、きまって打ち水のあまりがこの石燈籠の
笠
(
かさ
)
に注ぎかけられた。石にさびをつけるためだという話であった。
庭の追憶
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「おとうさん、もう何もすることはありません。庭石は三度洗い
石燈籠
(
いしどうろう
)
や庭木にはよく水をまき
蘚苔
(
こけ
)
は生き生きした緑色に輝いています。地面には小枝一本も木の葉一枚もありません。」
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
二人が帰って行く道は、その
路傍
(
みちばた
)
に
石燈籠
(
いしどうろう
)
や石造の
高麗犬
(
こまいぬ
)
なぞの見いださるるところだ。三
面
(
めん
)
六
臂
(
ぴ
)
を有し
猪
(
いのしし
)
の上に踊る三宝荒神のように、まぎれもなく異国伝来の系統を示す神の
祠
(
ほこら
)
もある。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
雨戸を
繰
(
く
)
らないお屋敷のまわり縁に夜の名残りがたゆたって、むこうの
石燈籠
(
いしどうろう
)
のあいだを、両手をうしろにまわし庭下駄を召して、煙のようにすがすがしいうす紫の明気をふかく
呑吐
(
どんと
)
しながら
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
明智は注意深く堂の隅々、物の陰などをのぞき廻って、二三の広い部屋を通り過ぎ、最後に庭に降りると、
石燈籠
(
いしどうろう
)
や植木の間もくまなく調べた上、板塀の開き戸を開けて、墓地の方に出て行った。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「おや、また
石燈籠
(
いしどうろう
)
のそばへ顔を寄せているぞ」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
灯
(
ひ
)
をともす
石燈籠
(
いしどうろう
)
や○○○○○
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
両大師の横を曲がって
石燈籠
(
いしどうろう
)
の沢山並んでいる処を通って、ふと
鶯坂
(
うぐいすざか
)
の上に出た。丁度青森線の上りの終列車が丘の下を通る時であった。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
燈
部首:⽕
16画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“石燈”で始まる語句
石燈