“赤松”の読み方と例文
読み方割合
あかまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪は昨夜もふりつづいたらしく、赤松あかまつがずっしりと重くえだをたれており、くぬぎ林が、雪だるまをならべたようにまるまっていた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
〔この山は流紋凝灰岩りゅうもんぎょうかいがんでできています。石英粗面岩せきえいそめんがんの凝灰岩、大へん地味ちみわるいのです。赤松あかまつとちいさな雑木ぞうきしかえていないでしょう。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
どこかで、無心むしんにせみがうたをうたっているこえがしています。たぶん、あちらのみねうええている赤松あかまつのこずえのあたりであるとおもわれました。