“呑吐”の読み方と例文
読み方割合
どんと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは海と陸にまたがって、いつも口いっぱいオゾンを呑吐どんとしている。その土と水の境界に、石で畳んだ波止場カイスがあった。
諸君もそれを感じられるであろうが、日比谷劇場は日におそらく数千数百の人々を呑吐どんとしているに違いない。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
T公園といえば、その地域の広さ、日々呑吐どんとする群衆のおびただしさでは、大阪随一の大遊楽境であった。
黒蜥蜴 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)