“波止場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はとば92.3%
カイス2.6%
ドック2.6%
ハトバ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかでも、波止場はとば人混ひとごみのなかで、押しつぶされそうになりながら、手巾ハンカチをふっている老母の姿をみたときは目頭めがしらが熱くなりました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
かれは海と陸にまたがって、いつも口いっぱいオゾンを呑吐どんとしている。その土と水の境界に、石で畳んだ波止場カイスがあった。
倫敦テムズ河上、ロウヤル・アルバアト波止場ドックでである。
あの波止場ハトバを、此発動機のアネさんの様な、巡航汽船が出てから、もう三時間も経つてゐる。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)