“楓”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
かえで74.7%
かへで17.1%
もみじ4.8%
もみぢ2.1%
かへるで1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“楓”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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その仙人掌に下駄をつまだて、棕櫚に帽子をうつむけなどして、横に曲り縦に通ると、一軒、表二階の欄干を小さなかえでに半ば覗かせて
〔出典〕雪柳(新字新仮名)/泉鏡花(著)
「来年はあの松の横の所へかえでを一本植えようと思うんだ。何だかここから見ると、あすこだけ穴がいてるようでおかしいからね」
〔出典〕明暗(新字新仮名)/夏目漱石(著)
棟近むねちかやまかけて、一陣いちぢんかぜわたつて、まだかすかかげのこつた裏櫺子うられんじたけがさら/\と立騷たちさわぎ、前庭ぜんてい大樹たいじゆかへでみどりおさへてくもくろい。
〔出典〕城崎を憶ふ(旧字旧仮名)/泉鏡花(著)
ばう谿間たにあひの崖に臨むで建てかけた新建しんたちで、崖の中程からによつきりときあがつて、欄干らんかんの前でぱつと両手をひろげたやうなかへでの古木がある。
〔出典〕茸の香(新字旧仮名)/薄田泣菫(著)
株立ちのひくい桜は落葉し尽して、からんとした中に、山門さんもんの黄が勝った丹塗にぬりと、八分の紅を染めたもみじとが、何とも云えぬおもむきをなして居る。
〔出典〕みみずのたはこと(新字新仮名)/徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
松やもみじなどの庭木にくるまれているため、まだこの一棟には、たいして火が廻っていなかったのが、せめてもの僥倖ぎょうこうでした。
〔出典〕江戸三国志(新字新仮名)/吉川英治(著)
此年文化十年の秋に入つてから、集中に詩十二首があつて、其七首は「晩秋病中雑詠」である。爾余は野遊の七律一、菊ともみぢとの七絶各一、柳橋を過ぐる七絶一、木村定良さだよしに訪はれた五律一である。
〔出典〕伊沢蘭軒(新字旧仮名)/森鴎外(著)
江戸時代にもみぢの名所と云はれた正燈寺しやうとうじも亦大音寺前に在つたが、庭内の楓樹は久しき以前、既に枯れつくして、わたくしが散歩した頃には、門内の一樹がわづかに昔の名残を留めてゐるに過ぎなかつた。
〔出典〕里の今昔(新字旧仮名)/永井荷風(著)
若葉していくらたぬをかへるでの葉べりはあかくすずしさ
〔出典〕白南風(旧字旧仮名)/北原白秋(著)
若葉していくらたぬをかへるでの葉べりはあかくすずしさ
〔出典〕白南風(新字旧仮名)/北原白秋(著)