“津田青楓”の読み方と例文
読み方割合
つだせいふう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一昨年のことであるが、その頃まだ伊東いとうで病後の静養をしていた私のところへ、津田青楓つだせいふうさんから、或る日小さい小包が届いたことがあった。
南画を描く話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
相馬御風さうまぎよふう西郡久吾にしごほりきうご津田青楓つだせいふう等の諸先生がお書きになつた良寛さんの本を、君達がもう少し大きくなつたら、読むがよろしい。それらは大層すぐれた書物だ。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
そこで津田青楓つだせいふうさんに御相談申し上げるが、技巧はかくも、気品きひんの点へくと、先生の画の中には、あなたが頭を御下おさげになつても、恥しくないものがありやしませんか。
俳画展覧会を観て (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)