『良夜』
良夜とは今宵ならむ。今宵は陰暦七月十五夜なり。月清く、風涼し。 夜業の筆を擱き、枝折戸開けて、十五六歩邸内を行けば、栗の大木真黒に茂る辺に出でぬ。其蔭に潜める井戸あり。涼気水の如く闇中に浮動す。虫声※々。時々白銀の雫のポタリと墜つるは、誰が …
著者 | 徳冨蘆花 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約3分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
宛
踞
大
囁
樹
歩
白
美
良夜
思
辺
返
闇中
面
黒白
下地
佇
全
出
吾
夜業
夜涼
庭
往来
月清
歩
涼気
滑
煙
誰
辺
魚
黒
今宵
其中
庭
扇
擱
明
是
木
棕櫚
楓
樹下
樹影
水
涼
清光
潜
相抱
真黒
碧玉
語
跳
閉
開
雫
青
青光
上天
今
側
其
其上
墜
夢
大木
彼方
得眠
揺
斑点
映
月光
月影
李樹
来
梢
椽
毎
氷川
浮動
満
滋
漏
灯火
照
爪先
畑
疑
白銀
程
蔭
薄
藻
虫声
行
見
躍
身
遊
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