“斑点”のいろいろな読み方と例文
旧字:斑點
読み方(ふりがな)割合
はんてん69.0%
しみ18.4%
ぶち5.7%
まだら4.6%
とらふ1.1%
ほし1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“斑点”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 植物学 > 植物学12.5%
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > 英米文学 > 小説 物語5.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それを石膏せっこう型にとって岡野さんは帰朝される時持ちかえられたが、帰国後石膏に斑点はんてんが出たという通知があった。
自作肖像漫談 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
ハクオウというのは、花蓋片かがいへんが白くて斑点はんてんなく中央に黄筋きすじの通っているもので、これも園芸品である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
シュポーニカの筆記帳はいつもきれいで、いつぱいに罫がひいてあつて、どこを開いて見ても斑点しみ一つついてゐなかつた。
岩山の裾に黒々と斑点しみのような物の見えるのは、おおかた人穴の入口であろう。と、そこから吐き出されたように、二つの人影が現われた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
例の牛は土手にあがると、のそりのそりと曳子ひきこと一緒に歩いて行った。白の斑点ぶちはまるで雲のように鮮やかだった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
舟中の牛の背中にある白い斑点ぶちがやっと見えるくらい遠のいた時分に、男は乗客に聞えぬ低い声でささやいた。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
その血痕けっこんのどす黒い斑点まだらが、つい笹村の帰って来る二、三日前まで、土にみついていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
それに所々ところどころくろ斑点まだらまじったうつくしい毛並けなみ今更いまさら自慢じまんするではございませぬが、まった素晴すばらしいもので
さてこれに、血竭二羅度らど、焼酎十六度よりなる越幾斯エキスにて、雲様の斑点とらふ模彩うつす。かつ、あらかじめ原色料くすりをよく乾かすよう注意きをつけ、清澄たる洋漆を全面そうたいびせるべし。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
黒い斑点ほしのある、美しい赤色のてんとうむしは、さうなる前には、瓦色をして、小さな棘の一杯生えた、そして木虱を非常に好きな、醜い虫だ。
それは円くて赤い虫で、黒い幾つもの斑点ほしがある。