“斑點”のいろいろな読み方と例文
新字:斑点
読み方割合
はんてん57.9%
しみ21.1%
ぶち10.5%
まだら5.3%
むら5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まぶしいものが一せん硝子ガラスとほしてわたしつた。そして一しゆんのち小松こまつえだはもうかつた。それはひかりなかひかかゞや斑點はんてんであつた。
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
部屋の隅にある古箪笥ふるだんすに眼をつけるとそつと立ち上がつて、その上の何やら斑點しみのあるのを透して見た上懷ろ紙を出して靜かに拭きました。
「お由良の肩の斑點ぶちを、俺はなぐつた傷だと思ふよ——毒で死んだのなら、口の中がどうかなつてゐる筈だし、胸のあたりにも斑點が出る筈だ」
坂にさしかゝれるばかりなるころ、見よ一匹のの豹あらはる、輕くしていとはやし、斑點まだらある皮これを蔽へり 三一—三三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
小袖こそで判然はつきりせぬ。が、二人ふたりとも紋縮緬もんちりめんふのであらう、しぼつた、にじんだやうな斑點むらのある長襦袢ながじゆばんたのはたしか
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)