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斑點
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しみ
ふりがな文庫
“
斑點
(
しみ
)” の例文
新字:
斑点
部屋の隅にある
古箪笥
(
ふるだんす
)
に眼をつけるとそつと立ち上がつて、その上の何やら
斑點
(
しみ
)
のあるのを透して見た上懷ろ紙を出して靜かに拭きました。
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
こっちの部屋から流れこんで行く
燈光
(
ひかり
)
で、その部屋は
茫
(
ぼっ
)
と明るかったが、その底に
濃紫
(
こむらさき
)
の
斑點
(
しみ
)
かのように、お八重は突っ伏して泣いていた。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「しかし此女にも女がもつ共通の野卑と淫逸とが濳んでゐるかもしれない。それがまだ外から誘はれてゐないのだ。この女にやくざな賣婦の
斑點
(
しみ
)
がすぐ食ツ附いてゆくのだ。」
蒼白き巣窟
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
斑點
(
しみ
)
が大き過ぎたり、洗ふことの六づかしいものだと、切り取つて捨てるほかはない、袷一枚捨てるのは厄介だが、切り取つた小さい
巾
(
きれ
)
なら、どこへでも捨てられる
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
斑
常用漢字
中学
部首:⽂
12画
點
部首:⿊
17画
“斑”で始まる語句
斑
斑点
斑々
斑紋
斑鳩
斑猫
斑雪
斑犬
斑入
斑牛