トップ
>
小袖
ふりがな文庫
“小袖”の読み方と例文
読み方
割合
こそで
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こそで
(逆引き)
明後日
(
あさッて
)
が
初酉
(
はつとり
)
の十一月八日、今年はやや
温暖
(
あたた
)
かく
小袖
(
こそで
)
を
三枚
(
みッつ
)
重襲
(
かさね
)
るほどにもないが、夜が
深
(
ふ
)
けてはさすがに初冬の
寒気
(
さむさ
)
が身に浸みる。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
円髷
(
まるわげ
)
に結ひたる四十ばかりの
小
(
ちひさ
)
く
痩
(
や
)
せて色白き女の、
茶微塵
(
ちやみじん
)
の糸織の
小袖
(
こそで
)
に黒の
奉書紬
(
ほうしよつむぎ
)
の紋付の羽織着たるは、この家の
内儀
(
ないぎ
)
なるべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
客はあたたかげな焦茶の
小袖
(
こそで
)
ふくよかなのを着て、同じ色の少し浅い
肩衣
(
かたぎぬ
)
の幅細なのと、同じ
袴
(
はかま
)
。
慇懃
(
いんぎん
)
なる物ごし、福々しい笑顔。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
小袖(こそで)の例文をもっと
(77作品)
見る
“小袖”の解説
小袖(こそで)は、日本の伝統的衣装の一つ。平安時代には宮中の礼服下着であり、庶民には日常着として着用されていた。室町時代中期からは表着として男女を問わず着用されるようになった。平面構成をもつ衣服である。
「小袖」という名前は、貴族装束のうち袖口の大きい大袖に対して、袖口が小さい衣服を指したことに由来する。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“小袖”で始まる語句
小袖幕
小袖斗
小袖短衣
小袖箪笥
小袖羽織
小袖曽我薊色縫
検索の候補
白小袖
袷小袖
小袖幕
小袖斗
伊達小袖
一枚小袖
梅雨小袖昔八丈
黒小袖
露小袖
袴小袖
“小袖”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
紫式部
作者不詳
徳冨蘆花
泉鏡太郎
竹久夢二
樋口一葉
徳田秋声
二葉亭四迷
谷崎潤一郎