“こそで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小袖98.7%
衣服1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客はあたたかげな焦茶の小袖こそでふくよかなのを着て、同じ色の少し浅い肩衣かたぎぬの幅細なのと、同じはかま慇懃いんぎんなる物ごし、福々しい笑顔。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それについておもい出しますのは父は伽羅きゃらの香とお遊さんが自筆で書いた箱がきのあるきりのはこにお遊さんの冬の小袖こそでひとそろえを
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
雪のように白き顔少しはじらいて。ほおのあたり淡紅うすくれないをおびたる。髪は束髪にたばねて。つまはずれの尋常なる衣服こそでは。すこしじみ過ぎし七ツ下りの縞縮緬しまちりめん
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)