“おめし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御召66.7%
御飯11.1%
招安5.6%
着物5.6%
衣服5.6%
衣裳5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょ進上致しそろ、今日火急の御召おめしにて登城致し候処、存じの外にも、そこもとを手に掛け候よう上意蒙り申候。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
乳山は上州信州共に同名なるが如く記載してあるけれども、これは図のあやまりであって、上州では乳山とはいわず浦倉山と呼んでいる。五万の土鍋どなべ山や御飯おめし岳に就ては、山名が記入してない。
上州の古図と山名 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「何事も時が熟さぬうちは成り難い。自然、深くつつしんでいれば、やがて天子のみゆるしと招安おめしの沙汰もあるだろう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬「着物おめしをお着替なさい、だが箪笥は錠が下りて居ます、鍵はおふくろさんの巾着きんちゃくの中へ入れてありましたがの儘帯へはさんで一緒にずうとお出かけで」
「なにネ、先生と貴郎あなた衣服おめしを持つて来ましたの、皆さんの所からまとまらなかつたものですから、大層遅くなりましてネ、——此頃は朝晩めつきりひやつきますから、定めて御困りなすつたでせうネ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
……そこでわしも衣裳おめし代えじゃ。アッハッハッ、忙がしい
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)