“御飯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごはん57.1%
おまんま20.2%
ごぜん15.5%
おめし2.4%
おんいい1.2%
みけ1.2%
めし1.2%
ライス1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあ、あなたは黙っていらっしゃい。あなたのように莫迦正直では、このせちがらい世の中に、御飯ごはんを食べる事も出来はしません。」
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
恭「毎日泣いてるよ、だからね、矢切村の叔母さんが出て来て、そう泣くんじゃアない、今日は精進もんで御飯おまんまア食わせるとよ」
少しばかりお恵みなすって下さい(泣伏なきふす昨日きのうから子供達には未だ御飯ごぜんを食べさせません、今朝程少しばかりお芋を買って食べさせましただけで
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
或は黒湯山ではないかと思ったが、容易に白い斜面を見せないのは、山を縦観する為であろうから、恐らく御飯おめし岳に相違あるまいと思われる。此山は極めて稀にしか姿を顕さない。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
殊に大新嘗には国中の公田くでん悠紀ゆき主基すき卜定ぼくていして、その所産をもって祭儀の中心たるべき御飯おんいいの料にてられることになっていた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
すなはちその島より傳ひて、吉備きびの國に幸でましき。ここに黒日賣、その國の山縣やまがたところ一一におほましまさしめて、大御飯みけ獻りき。
私は大きな餉台ちゃぶだいにほかの売女おんなどもと一緒に並んで御飯めしを食べたりなどしていた。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
『十一番さん、御飯ライスおかわり!』