“めしもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
召物65.0%
衣類15.0%
召服5.0%
召服物5.0%
着物5.0%
衣裳5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恭助あるじいたつかれて禮服れいふくぬぎもへずよこるを、あれ貴郎あなた召物めしものだけはおあそばせ、れではいけませぬと羽織はをりをぬがせて、おびをもおくさまづからきて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
男の身のそれ位はありうちと他処行よそゆきには衣類めしものにも気をつけて気に逆らはぬやう心がけておりまするに、ただもう私のる事とては一から十まで面白くなく覚しめし
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「花園院御記」によると、武家がたは、後醍醐へお召服めしものの着がえを上げるべきか否かまでいちいち、新帝(後ノ北朝)の侍側、西園寺大納言へ伺いをたてていたという。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御大儀でいらせられましょう。その召服物めしもので、お寒くはございませぬか」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……さあ着物めしものを取り換えましょう。わたしがあなたの着物めしものを着、父の面前へ出て行きます。そうして父を叱ってやります。びっくりすることでしょう。ほんとにいい気味でございますわ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「綺麗なお部屋もおいしいご馳走も、清らかなお衣裳めしものも差し上げましょう」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)