“きるゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
着類40.0%
衣類40.0%
着物20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と保雄は怒鳴どなつた。二番目の抽出ひきだしからは二人の男の子の着類きるゐが出て来た。皆洗ひ晒しの木綿物の単衣ひとへばかりであつた。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
あきらにいさんの様に成つては仕様が無いわね、阿母さんの衣服きものあたまの物を何遍なんべんも持出して売飛ばしては、唯もう立派な身装みなりをする。こんな阿父さんも御着に成らん様な衣類きるゐや、靴や時計を買つてさ。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
年明後ねんあけごつまとなし越後に實親じつおやありとたづね行しに同國猿島河原にて人手ひとでかゝり其くびをば川下にて見附みつけたりと申す然すれば其方どもか奸計かんけいにて右の死骸しがいむすめせがれ着物きるゐを着せ傳吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)