“きもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鬼門84.0%
着物8.0%
奇紋4.0%
旗門4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「江戸の喉首、吉原への通ひ路、山谷堀へ緒牙ちよき船で入らうといふ左手に鎭座まします、江戸城から見るとこれが鬼門きもんに當る」
「今度は兄さんが、あたいの着物きもん、ぬがして……」
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
蜿蜒ゑんえんとして衣桁いかうに懸る処、恰も異体いたいにして奇紋きもんある一条の長蛇の如く、繻珍しゆちん、西陣、糸綿、綾織繻珍あやおりしゆちん綾錦あやにしき純子どんす琥珀こはく蝦夷錦えぞにしき唐繻子たうじゆす和繻子わじゆす南京繻子なんきんじゆす織姫繻子おりひめじゆすあり毛繻子けじゆすあり。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と、泊軍の本陣を目ざし、そこの旗門きもんへ真ッ向に突進して来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)