“疲”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つか81.2%
つかれ8.2%
くたび3.5%
くた2.7%
くたぶ2.0%
1.2%
こは0.4%
づか0.4%
づかれ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“疲”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)12.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「ああひどかった。あなたもおつかれでしょう。もう大丈夫だいじょうぶです。これからはこんな切ないことはありません。」
さるのこしかけ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
土浦つちうらからかれつかれたあしあとてゝ自分じぶんちからかぎあるいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
明くる八月一日は、場所が気に入ったので、貴重な一日ではあるが滞在してつかれを休めることにした、実際又其必要があったのだ。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あゝ永遠とこしへつかれの衣よ、我等は心を憂き歎きにとめつゝ彼等とともにこたびもまた左にむかへり 六七—六九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
伊沢はその中敷に腰を掛けて、ちょっとした歩行にもくたびれる足のくたびれを治していた。
雨夜続志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そしてがっかりくたびれたあしりながら竹早町から同心町の界隈かいわいをあてどもなくうろうろ駆けまわってまた喜久井町に戻って来た。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
あまり立てつゞけに挨拶したので、くたびれ、いくらか器械的にだが形だけは実直に頭を下げた直造は、稍かすんだ眼で今迎へたばかりの客を見た。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
騒ぎくたぶれて衆人みんな散々ちりぢりに我家へと帰り去り、僕は一人桂のうちに立寄った。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
こゝに集る人々の多くは、日々にち/\の長い勤務つとめと、多数の生徒の取扱とにくたぶれて、さして教育の事業に興味を感ずるでもなかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「おくみさん、旦那は今晩はしまひごろの電車でなくては帰られないでせうから、もう先におやすみなさいな。今日はあなたもおくたぶれだし。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
眼の縁辺りが薄く隈取られ、小鼻の左右に溝が出来、見れば意外に憔悴もしてい、病んででもいるようにせてもいた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
加ふるに父は一二年前より肺病に罹りゐしに、ふとこの秋夥しく咯血して、その後は日毎に見ゆる身躰のせ、とても冬中はと医師も眉を顰むる程になりたれば、それこれの費用多く、今はその日の米代にさへ差支ふる身となりしなり。
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
こはいが。」一郎もはあはあしながら云ひました。
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その夜は、いくら飲んでも、いがまわらず、むなしい興奮と、練習づかれからでしょう、頭はうつろ、ひとみはかすみ、まぶたはおもく時々痙攣けいれんしていました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
おとなしいので、寸暇のない処を、近ごろかの尾上家に頼まれて、橘之助の病蓐びょうじょくに附添って、息を引き取るまで世話をしたが、多分の礼も手に入るる、山そだちは山とか、ちと看病づかれも出たので
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)